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テフロン製熱回収システム
実績紹介
テフロン製熱回収システム
石油精製ラインでのガス-ガス熱交換器(バンドルのみ)
設 計 条 件 | ||
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Raw gas側 | Clean gas側 | |
ガス量 (Nm3/h) | 311,400 | 338,400 |
ガス温度 (℃) | 230→158 | 59→120 |
SO3濃度 (ppm) | 40 | 30 |
ダスト量 (mg/Nm3) | 257 | 130 |
<熱交換器仕様>
・伝熱面積:3591m2
・チューブ材質:AlWaFlon
・交換熱量:8940kW
・Raw gas側圧損:0.75kPa
・Clean gas側圧損:0.4kPa
FGDの処理能力が悪く,Raw gas側SO3濃度が40ppmに対し,Clean gas側も30ppmと高い為,
Clean側も腐食の要素が高く,既設熱交換器のハステロイ製チューブスペーサー腐食の為,
飛散した破片によりチューブ損傷が発生。
スペーサーの欠損によりチューブが保持されず,ガス流によりチューブが折れ曲がる不具合があった。
また,ESPを設置しておらず,Raw gas側ダスト量が257mg/Nm3と多く,チューブ内ダスト堆積に
よる荷重によりチューブ脱落が発生。
Clean gas側も130mg/Nm3と多く,ダスト堆積対策が必要とされた。
スペーサーはテフロン製にし,ダストが堆積しない構造を採用。
また,チューブは上部チューブシートライニングに溶接後,拡管リングにより
固定しチューブ脱落問題を解消。
2018年稼働予定。