実績紹介

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テフロン製熱回収システム

テフロン製熱回収システム

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2016年 6月

石油精製ラインでのガス-ガス熱交換器(バンドルのみ)


設 計 条 件
  Raw gas側 Clean gas側
ガス量 (Nm3/h) 311,400 338,400
ガス温度 (℃) 230→158 59→120
SO3濃度 (ppm) 40 30
ダスト量 (mg/Nm3) 257 130

<熱交換器仕様>
・伝熱面積:3591m2
・チューブ材質:AlWaFlon
・チューブ:φ42/40×5400mmL×1008本/バンドル×5バンドル
・交換熱量:8940kW
・Raw gas側圧損:0.75kPa
・Clean gas側圧損:0.4kPa


FGDの処理能力が悪く,Raw gas側SO3濃度が40ppmに対し,Clean gas側も30ppmと高い為,
Clean側も腐食の要素が高く,既設熱交換器のハステロイ製チューブスペーサー腐食の為,
飛散した破片によりチューブ損傷が発生。
スペーサーの欠損によりチューブが保持されず,ガス流によりチューブが折れ曲がる不具合があった。
また,ESPを設置しておらず,Raw gas側ダスト量が257mg/Nm3と多く,チューブ内ダスト堆積に
よる荷重によりチューブ脱落が発生。
Clean gas側も130mg/Nm3と多く,ダスト堆積対策が必要とされた。

スペーサーはテフロン製にし,ダストが堆積しない構造を採用。
また,チューブは上部チューブシートライニングに溶接後,拡管リングにより
固定しチューブ脱落問題を解消。
2018年稼働予定。


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