カーボン熱交換器・円柱ブロック型
特長
1.カーボン熱交換器の使用圧力/
プロセス、サービス側共フルバキューム〜max.12bar(G)です。
各シリーズによって異なります。
2.マルチパス構造による自由なデザインです。
3.構造が単純、強固で据付容易ですので、特に加熱器として最適です。
カーボン熱交換器・円柱ブロック型は標準的なブロックで構成されております。
特注品も製作できますので、ご相談下さい。
4.耐食性、耐熱性が抜群
含浸剤として2種類の樹脂があります。フェノール樹脂とテフロン®PTFE樹脂です。
カーボンは農薬、製薬、リン酸、レーヨン、PVC/VCM、ソーダー塩素、染料や中間体、鉄鋼酸洗、銅精錬などの製造設備で腐食性液、ガスを扱う際の機器に理想的な素材です。
用途としては塩酸、硫酸、フッ酸(フッ化水素酸)等の加熱、冷却はもちろん、蒸発凝縮用に使用でき、ヒータークーラー、ベーパライザ、コンデンサーとしてご利用頂けます。
5.カーボン(グラファイト不浸透性黒鉛)の特性
密 度 / 1.902g/cc
引張強度 / 25.6N/mm2
熱伝導率 / 100-130W/m℃
使用温度 / フェノール含浸カーボン:170℃ テフロン®PTFE樹脂:230℃
伝熱面積 / 約0.2〜100m2まで対応可能
プロセス穴径 / φ7〜35mmまで対応可能
サービス穴径 / φ7〜13mmまで対応可能
シェル径 / φ165〜956mmまで対応可能
全長 / 370〜4100mm以上対応可能
6.カーボンブロックの交換
このカーボン熱交換器はブロックを積上げる方式なので、万が一ブロックが破損しても破損したブロックだけ交換することができ経済的です。
7.メンテナンス体制
当社は東西に2箇所のメンテナンス及び組立工場を用意していますので、オーバーホール等のメンテナンス時にカーボン熱交換器を分解せずに送って頂くことが可能です。また、現場にてオーバーホールを行いたい場合はスーパーバイザーの派遣も行っていますので、お問合せ下さい。
用途
クーラー、コンデンサー、流下薄膜式吸収塔、ヒーター、リボイラー、蒸発器
備考
カーボン熱交換器について
グラフアイトインディア社(GRAPHITE INDIA L.T.D.-GI)は1964年に米国カーボン(グラフアイト)メーカーの協力の基に設立され、1984年にはフランスのVicarb社と技術提携し、インドではじめてカーボン(グラフアイト)機器の製作を開始いたしました。
GI社のIGE部門(Impervious Graphite Equipment Division)では電極工場から供給されるカーボン(グラフアイト)材から、カーボン熱交換器及び関連システム機器の一貫した設計、製作をしています。
1994年にVicarb社との提携を解消し、以来独自の技術でヨーロッパ、中東アフリカ、東南アジア、アメリカ等35ヶ国に輸出をし、世界の主要なカーボン機器メーカーとして発展しています。
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