発煙硫酸白煙除去装置
用途
船からタンクへ発煙硫酸を送液すると、タンク内のベントガスが排気されるため、大気に触れて多量の白煙を発生し、場合によっては周囲の設備を腐食させたり、作業環境悪化の原因となっていました。
発煙硫酸白煙除去装置は、ベントガスに大気を混合させ、大気中の水分と発煙硫酸を反応させ、SO3ガスを0.1μ以上の硫酸ミスト化させ、そのミストを除去するシステムです。そのため、苛性ソーダ中和法のように、多量の廃水(中和液)が発生しません。
また、濃硫酸吸収法のように、ポンプによる循環ラインも必要なく、システムとして非常にシンプルです。装置から全く白煙が見えない状態で稼動中です。